原告団代表による経過報告

【グーグルに対する集団訴訟】

2023年の春に、集まった署名を意見書とともに日本の内閣総理大臣、Google LLCのCEO、Alphabet Inc.の創業者、アメリカ合衆国大統領に提出しました。残念ながら返答はいただいておりませんが、各界から多くのご支援をいただいております。現在、署名者は550名を超えています。厚く御礼申し上げます。引き続き署名活動は継続し、署名数が増加したら再度提出する予定です。グーグルには話し合いすらしていただけなかったことから、私たちはやむを得ずグーグルに対して集団訴訟を提起することにしました。本件の分野を専門とする弁護士の方々が顧問となり、グーグルマップによって生じた損害の賠償を求めて、グーグルに対する集団訴訟を2024年4月18日に開始しています。今回の集団訴訟では原告団は医療機関に限定していますが、今後は全被害者によるグーグルへの集団訴訟も行う予定です。

様々な方々からグーグルマップの問題についてご意見をいただいております。「グーグルマップのクチコミは店舗の改善に役立っている」、「インターネット上に書いてくれた方が間違いを修正できるので助かる」というご意見もありました。当会は「グーグルマップにクチコミを書いて欲しい人は、これまで通りクチコミを書いて貰えば良い」という意見です。しかし、グーグルマップによってトラブルに巻き込まれたくない人には「クチコミの対象にならない権利」が与えられるべきだと考えます。日本では、保険医療制度の問題で不適切な医療を行う医療機関の方がグーグルのクチコミが良くなってしまうことがよくあるため、医療機関はクチコミの対象にしない方が良いと考えています。

【寄付金について】

これまで寄付金は募集していなかったにも関わらず、多額の御寄付が集まっています。大変ありがとうございます。

現在の寄付金総額: 1,370,000円
手数料等を引いた受取金額: 978,180円

これまでの寄付金の用途は以下の通りです。

意見書作成費用: 3,942円
読んでもらえる可能性を高めるため、贈答用の封筒等を使用しており費用が高くなっています。

郵送料: 4,684円
相手に届く可能性を高めるため、複数の窓口に送付し、簡易書留や国際郵便を使用しているため費用が高くなっています。

翻訳料: 7,350円
外国人宛ての手紙の文章は翻訳家に英語への翻訳を依頼しています。

弁護士相談料: 11,000円
「Googleクチコミ被害者の会」の設立や、グーグルに対する集団訴訟についての相談料です。

弁護士顧問契約料: 330,000円
グーグルに対する集団訴訟の顧問契約料です。具体的には訴状作成や集団訴訟公式ウェブサイト構築などの料金です。

集団訴訟原告団組成サポート料: 220,000円
事務局による原告団募集や取材対応等にかかった料金です。

費用合計: 576,976円
寄付金の残金は全被害者によるグーグルへの集団訴訟の準備等に使用します。現在は、全被害者による集団訴訟準備のため寄付金を募集しております。

【私たちの活動についての報道】

私たちの活動は全世界で多くのメディアに報じられています。
例として、ごく一部を以下に示します。

日本のメディア
NHK: https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240418/k10014426121000.html
読売新聞:
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240418-OYT1T50155/

日本国外のメディア
AP News:
https://apnews.com/article/google-japan-lawsuit-doctors-33816ddf481345ed5e270898a5a568f0
AFPBB News:
https://www.afpbb.com/articles/-/3515808?act=all

【団体プロフィール】

『Googleクチコミ被害者の会』事務局
〒335-0023 埼玉県戸田市本町2-10-1 山昌ビル3階
弁護士法人戸田総合法律事務所
電話番号:050-1751-1328
顧問弁護士 中澤佑一弁護士(埼玉弁護士会所属)
署名サイト: https://voice.charity/events/489